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 甘すぎて何だかイラっとくる話(自分で書いておいて)。


 突然腕を掴まれ引き倒されて、驚いて上げた視線の先には不適に笑う義王が居た。
「油断してんじゃねーよ」
 独特の声で笑われて、七代も思わず笑ってしまう。
「無理言うなよ」
「ああ?」
「恋人と一緒にいる時まで、気を張ってろって言うつもりか?
 さらりと言ってやれば、義王が目を見張る。これは俺の勝ちかな、と七代が思っていると、少しムキになったような拗ねた様な顔で義王が七代の唇を奪ってきた。
「バーカ、恋人だからこそ気を抜くなって言ってんだよ。どこでも構わず喰っちまうぜ?大将」
 今度は七代が目を見張る番だ。だがニヤニヤと笑う義王に、このまま負けるのも悔しすぎる。だから七代も不敵に笑うと引き倒された体制のままで、義王の首に腕を回した。
「喰われても構わないんだから、しかたねぇだろ?」
 そのまま七代から唇を重ねる。流石に驚いたのか義王の唇は一瞬硬直し、だが直ぐにこちらを貪って来た。
 誘うように唇を開けば、押し込まれてくる熱い舌。それは彼のイメージからは想像も出来ぬほど繊細な動きで、七代の舌を絡めとり、撫で上げ、快楽を引き出していく。
「っ……ん」
 縋りつく腕に力を込めた時、
「おい、テメェら!公園で男同士でイチャイチャしてんじゃねぇ!」
 遠くで親友の叫びが聞こえた気がしたが、それはすぐに耳を通り抜けて、頭に残りはしなかった。


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 壇は七代の親友故に、常に目撃者。ご愁傷様です。
 バカップル万歳。そんな気持ちで書きました。メッセージで「もっとやってもOK」を頂いたので調子に乗ったようです。本当にすみません。
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プロフィール

アサ

Author:アサ
二次創作を吐き出すブログ。
男同士や男女や女同士の恋愛を扱う物が多いです。
苦手な方はお気をつけ下さい。

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